2024年10月14日
【 となりのヒュッゲな暮らし 】 No.1 家庭用小型精米機で毎日おいしいお米生活。米不足のときも安心!
- となりのヒュッゲな暮らし
皆さま、こんにちは。手づくりクリエイターのユキンコです。
このTUKUMO BLOGに寄稿して10ヶ月になります。これまで主に手芸のお話を中心につづってきましたが、森川製針さんに「暮らしにまつわる身近なこともぜひ紹介してください!」と言っていただいたので、今回「となりのヒュッゲな暮らし」という新しいカテゴリーを作ってみました。
TUKUMOが目指している「日本のヒュッゲな暮らしの実現」の「ヒュッゲ」とはどういう意味なのでしょうか。
ヒュッゲ(HYGGE)とは?
「満ち足りること」という意味のノルウェー語から由来した北欧デンマークの言葉。
何か存在する「もの」ではなく、時間の使い方や暮らし方、心の持ち方を表す言葉。
ほっと癒される居心地のいい時間、そのような時間を作ることで感じられる幸福感のことです。
「ヒュッゲ」という言葉から、北欧インテリアなど、おしゃれなライフスタイルを想像されるかもしれませんが、TUKUMOが目指しているのは「日本の」暮らしの中でヒュッゲを実現することなんです。
私はこの北欧から輸入した「ヒュッゲ」ではなく、「日本のヒュッゲ」を目指している森川製針さんのお考えにとても共感して、これまでブログを寄稿してきました。
「となりのヒュッゲな暮らし」では、縫い物やクラフトのことだけでなく、料理や掃除など家事のこと、お茶を飲んだり、花を飾ったりといった日々のなんでもないささやかな、心地よいと感じている時間「わたしのヒュッゲ」をご紹介したいと思います。
おとなりさんの暮らしをちょっとのぞくような気持ちで楽しんでいただけるとうれしいです。
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となりのヒュッゲな暮らしNo.1 家庭用小型精米機で毎日おいしいお米生活。米不足のときも安心!
第1回目は、我が家のお米のお話から。
2024年の夏の米不足は、「令和の米騒動」などと呼ばれて大変でしたね。スーパーからお米が消え、不安になられた方も多かったでしょう。我が家は、いつも玄米を購入していたこともあり、入手に困ることはありませんでした。米不足になったとき真っ先に店頭からなくなったのが白米で、玄米はその頃まだ比較的手に入りやすかったからです。
これは玄米食をされている方がとても少ないことの現れでもあるとその時思いました。
ちなみに、我が家は玄米食ではありません。
※2024年の令和の米騒動はなぜおきたのか、その原因はさまざまに言われていますが、前年の夏の高温の影響で品質が低下し、市場に出回る流通量が減ったこと、インバウンドの急増でお米の消費が増加したこと、集中豪雨などの災害の備えに多くの人が家庭での備蓄を増やしたことなどさまざま言われています。
こちらは、我が家で愛用している家庭用小型精米機、「精米美人」です。
スーパーで市販されているお米は、玄米の周囲をけずって白い部分だけを取り出した「白米」。
家庭用の小型精米機は、玄米を自宅で食べたい量だけ精米するための機械です。
精米機にはダイヤルがついていて、3・5・7・胚芽・白米・上白・無洗米を選ぶことができます。
この機械を使うと、玄米を買って白米にしたり、胚芽米にしたり、7分づき、5分づきにするなど、自分の好きな削りレベルに調整できます。
「分(ぶ)づき」というのは、精米の度合いを数字で示したもので、数字が小さくなるほど玄米に近づき、数字が大きくなるほど白米に近づきます。
左上から右に、
上白 → 白米 → 胚芽米 → 7分づき → 5分づき → 3分づき → 玄米 ぬか、と並べてみました。
色の違いは歴然としていますね。我が家では玄米は繊維が強すぎて食べませんが、普段は7分づきをメインに、炊き込みご飯をするときは白米や胚芽米にしたり、ちょっと変化をつけたいなというときには5分づきや9分づきにするなど、楽しんでいます。
このような食べ方を楽しむことになった最初のきっかけは、胚芽のついている胚芽米のほうが白米より健康的だから、胚芽米が食べたいな…と馴染のお米屋さんに相談したことです。するとお米屋さんが「好きな分づきにしてあげますよ!」と言ってくださったので、それならとまず、9分づきを購入。
家族が全く気付かないので、「ようし、少しずつ下げていってみよう」と、お米を購入するたびに少しずつ分づきを下げていきました。やがて娘が「お米の色が給食のごはんと違う」と言い出しすぐにばれてしまったのですが、「どの分づきが美味しいか、色々試そう!」ということになり、最終的に7分づきが美味しいね、というところで落ち着きました。
ところが数年後、そのお米屋さんでお米が買えなくなってしまいました。新しいお米屋さんを探したところ、細かい分づきには対応していない、玄米か白米しか売っていませんと言われ、それならばとこの春、家庭用の小型精米機を購入したというわけです。
家庭用精米機があるメリットのひとつは、玄米は長期間の保存がきく点です。
お米は精米すると少しずつ劣化(酸化)していきます。スーパーで売られているお米の袋には「◯年◯月精米」という表記がされています。精米されてから食べるまでの期間が空きすぎると、新米のような鮮度ではなくなっていきます。(もちろんそれでも問題なく食べれます!)いっぽう、玄米なら数十キロ単位で入手して保管しておいても大丈夫なので、いざという時にお米が手に入らない!という心配も減らすことができます。
つまり、家庭用の精米機があれば個人宅の備蓄米をかなり増やすことができるのです。
2024年の米不足のようなことがまた起こるかどうかは分かりませんが、お米が不作の年や天災などによる収穫減のときにも、長期的な保管がきく玄米を事前に買っておけばいざという時にあわてることもありません。私はたまたま「胚芽米が食べたいな~」と小さな発想からスタートしましたが(笑)、結果的に今回お米不足で悩まずに済み、思わぬ拾い物をしたような気分でした。
精米美人は、3つのパーツに別れています。左のポットに玄米を入れます。中央が米を削る羽。右がフタです。
羽をセットして…
フタをしたら、いざ精米!
あとは好きなダイヤルにしてボタンを押すだけ。ウィーンと回転し…
数分後に、7分づきのできあがり。
2合の玄米を7分づきにすると、およそ20gほどの「ぬか」がとれます。
※家庭用の小型精米機は、色々なメーカーからたくさん販売されています。我が家は一度に精米したい量が少なかったので小型のもの(2合用)を使用していますが、家族の人数や、削り方(撹拌式・対流式・圧力式・圧力循環式)などによってさまざまな種類があります。ご興味のある方は調べてみてくださいね。
この夏、ひとつのお米を色々な分づきにして、友人にプレゼントしました。食べ比べて楽しんでもらおうと思ったからですが、ちょうど米不足の時期だったのでとても喜ばれました。
それぞれの米の段階に応じて、歯ごたえが違うので、この小さな変化を家族で楽しんでいます。
たまった「ぬか」は、パンを作る時に少し混ぜるなど、食用に使うこともあれば、掃除などにも使います。
最近やっているのが、フライパンの油汚れに、
ぬかをふりかけて、
ぬかに油を吸わせ、
あとは水洗いするというもの。洗剤なしでフライパンがきれいになります。
排水溝のゴミ取りのところにたまったぬかは、ベランダのコンポストに入れて再利用。そのお話はまた別の機会に!
この話のどこが「わたしのヒュッゲ」かというと、毎朝のルーティンにお米の精米が組み込まれてから、毎朝ガーーーっとお米を精米する音を聴くことが日常になりました。
朝起きて、家の窓を開けたらすぐ、まずお米を精米にかけ、精米機がまわっている間に朝食の用意をします。精米が終わるとお米を洗い、洗ったお米を水で浸している間にお米のとぎ汁をベランダの植物にやり、お米の浸水時間中に部屋をほうきではきます。
なんでもない毎日のくり返しですが、この平穏で変わり映えしない日常が、私にとっては心地よいひととき……つまりヒュッゲな時間なのです。
皆さんにとっての、ヒュッゲな時間は、どんなひとときですか?
2024年10月14日 ユキンコ
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