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2024年3月4日

ちいさな暮らしのおすそわけ No.11 ソーイングハイ 夢中から得る幸福感

  • ちいさな暮らしのおすそわけ

 

ちいさな暮らしのおすそわけ


No.11 ソーイングハイ

 

マラソンランナーが走っている途中でなんとも言えない幸福感、高揚感に包まれることを「ランナーズハイ」と言いますね。

手芸の世界にはこれになぞらえて、「ニッティングハイ」という言葉があります。編み物が大好きすぎて、編む手を止められなくなる恍惚状態に入ることを言うそうです。

 

私はこれに似た感覚で、「ソーイングハイ」(縫いもので得られる恍惚感)もあると思っています。

 

 

20代の頃に知人に頼まれてカーテンを製作したときに、ソーイングハイをはじめて経験しました。

 

当時使っていたのは足踏みミシン。足踏みミシンは、足でペダルを踏むことでベルトを回転させてミシンを動かすもので、電力を使わない代わりに足をひたすら動かし続けます。

片足を奥に、もう片足を手前に置いてカタカタと踏み続けるため、カーテンやウエディングドレスなど長距離の直線コースが続く制作物を縫っていると、まさに生地の上を走っているかのような爽快感 になり、「ああ、このままずーっと走って(縫って)いたいなあ…」と幸せな気持ちになるのです。

 

残念ながら足踏みミシンは直線縫いしかできないので、現在は電動ミシンを使っていますが、集中して縫っていると似たような感覚になることがあります。例えばパッチワークした大きな生地にひたすら同じ幅でミシンがけを数十本くり返しているとき。「あーーーーいいなーーーー(ほわほわ~ん)」となるのです。

 

マラソンランナーのような、肉体に適度な負荷をかけた先に快感がはじまる本物のハイと、ニッティングやソーイングで得られるハイが同種のものかは分かりませんが、「同じことを連続して続けているうちに多幸感を得る」ということは、いろんなシーンでたくさん見つけられるように思います。

ひたすらパンをこねている時、筋力トレーニングに集中している時、あるいは雑巾がけ、草むしり、DIYなどなど。

 

なにか特別な出来事から生まれる幸せではなく、ただ無心に何かをやり続けた結果、幸せな気持ちになれだなんて、これはなかなかハッピーなことだと思います。

 

 

 

ここ数年、手芸業界では 刺し子 が流行っています。刺し子は江戸時代に生まれたと言われる日本の伝統的な刺しゅう技法です。

1本の糸で幾何学模様を描きながらひたすらシンプルに縫い続けるものなので、手軽に手縫いのソーイングハイを味わえるものかもしれません。暮らしの中で日常の雑事をちょっと横に置き、無心になって針を動かす時間を持てると思います。よかったら一度やってみませんか?

 

2024年3月4日 ユキンコ

 


 

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