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2024年6月10日

手芸道具あれこれ No.3 糸通し 

  • 手芸道具あれこれ

 

皆さま、こんにちは。手づくりクリエイターのユキンコです。

「手芸道具あれこれ」第3回は、縫い物の強力な助っ人、《 糸通し 》について説明します。

 

No.3 手芸道具あれこれ 糸通し

《もくじ》

・①ワイヤー糸通し器

・②卓上糸通し器

・③ハンディタイプの糸通し器

・④刺しゅう糸専用糸通し器

・⑤ミシン針専用糸通し器

・⑥糸通し不要の針 ワンタッチ針

 

 

>①ワイヤー糸通し器


糸通しと言われて最初に皆さんが思いつくのは、こちらの道具ではないでしょうか。最も定番の糸通し器です。

 

使い方はいたって簡単。極細の針金を、小さな針穴に通し…

 

針金の輪に糸を通して…

 

糸通しを引き抜くだけ。

簡単につかえて、小さくて安価。ソーイングセットにひとつあると、とても重宝しますね。
ワイヤー糸通しのデメリットは、この針金自体が見えづらくなった方には使いづらいというところです。

 

〈おまけ〉

このタイプの糸通し、エンボス加工の部分がどれも同じように見えますが…よく見ると左2つは男性、右端は女性です。他にも髪の長い女性のものや、古代のイタリア戦士風、クローバーやすずらん、チューリップなどさまざまなデザインがあります。お店で手に取る機会があれば違いを見るのも楽しいですよ。

 

>②卓上糸通し器


 

次に、卓上糸通し器です。針穴を下にして針をセットし…

 

指定の場所に糸をひっかけ…

 

スイッチを押すと…

針に糸が通せます。

 

そっと針を引き出すと糸が通っています。操作がとても簡単なのがメリットです。
デメリットは、平らな場所で操作する必要があるのと、使用できる針とできない針があること。価格が1300~1700円くらいします。

 

>③ハンディタイプの糸通し器


次に、卓上タイプの対抗馬、ハンディタイプの糸通し器です。サイズ感としては、口紅は口紅に似てコンパクトです。
※こちらの糸通し、現在は濃いオレンジ色のボディで「Sewline(ソーライン)」というものにモデルチェンジしていますが構造は同じです。

 

規定の場所に針を刺し、

 

糸をかけてスイッチを押します。

 

そーっと針を抜くと糸が通っています。

メリットはコンパクトで携帯しやすいところ。また、内部の針金が破損しても交換用のカートリッジがあるところです。デメリットは使用できる針とできない針があること。価格は1,500円超です。

 

卓上タイプもハンディタイプも、縦長の穴にのみ対応していて、丸い穴、刺しゅう専用の針穴には対応していません。

このハンディタイプの糸通し器は、最適の針と糸の組み合わせをよく分かった上で使われている、キルターさんや、縫い物の中級クラスの方に愛用者が多い印象があります。

 

>④刺しゅう糸専用糸通し器


 

次は、刺しゅう糸専用の糸通し器です。通常、針金タイプの糸通しでも刺しゅう糸は通せますが、刺しゅう糸専用の糸通し器というものが存在します。

 

刺しゅう専用の針は、針穴が細長くなっています。この糸通しは、そんな細長い穴にちょうど通しやすい形になっています。

 

刺しゅう糸は2~3本どりで使うことが多いため、通常であればワイヤー糸通しで十分ですが、通したい糸の本数が多い時はこの糸通しがあると重宝します。太い刺しゅう糸やリボン刺繍用のリボンも通しやすいです。

本格的に刺しゅうをやりたいと思われる方におすすめです。

 

>⑤ミシン針専用糸通し器


 

次は、ミシン針専用糸通し器です。

 

ミシンの針は針穴が見えづらく、少しストレスがありますね。

 

そんな時は、この道具。糸をひっかけてミシン針の針穴に押し込むと…

 

簡単に糸が通せます。

ミシン針専用糸通し器のメリットは、1000円を切る値段で入手できるところ。デメリットは小さいので紛失しやすいところ。糸を目立たせるために糸通し器本体が白やグレー色になっていて、逆にこれが見づらいところです。

 

尚、ミシンの中には「自動糸通し機能」が付いたものもあります。

●メーカーにもよりますが、2万円台以上のミシンにはこの機能が付いているものがちらほらあります。4~5万円台になると標準装備されているものが多くなります。
●規定の位置で糸をカットし、糸通し専用のレバーを押すと簡単にミシン針に糸が通る仕組みです。これからミシンをたくさん使いたい方は、ぜひ自動糸通し機能のあるなしもチェックしてみてください。

 

>⑥糸通し不要の針 ワンタッチ針


 

最後に、そもそも糸通しの必要がない縫い針をご紹介しておきます。その名も、ワンタッチ針。

 

針の頭に糸をひっかけて針を通します。針穴に糸を通す必要がなく、道具を使って糸通しをするのが手間に感じる方、糸通しが苦手な方におすすめです。

 

 

ワンタッチ針の使い方は簡単です。針の頭にある溝に糸を当て…

 

糸を「押し込んで通す」仕組みです。

これに慣れてしまうと、これしか使わないという方もおられるほど簡単・便利。デメリットは通すときに少し力が必要で、糸に負荷がかかること。まれに縫っている途中で糸が針からはずれてしまうことです。

 

糸通しと言っても実にたくさんの種類がありますね。メーカーによってデザインも異なるので、お気に入りを探すのも楽しいです。

私が最も使う糸通しはワイヤー糸通しです。ぱっと取り出せてすぐに使えて便利ですが、小さなものなので、いざ必要になったときに「あれ、どこいった~」と探しまわることも(笑)。

針も糸も大事ですが、同じくらい、糸通しもなくてはならない相棒です。

 

これまで縫い針・糸・糸通し、と説明をしてきました。次は「針みがき」を取り上げたいと思います。またの更新をお楽しみに~。

 

2024年6月9日 ユキンコ

 


 

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