2024年9月30日
【手芸道具あれこれ No.5 ハサミ ~続編~】裁ちばさみを、研ぎに出してみました。
- 手芸道具あれこれ
皆さま、こんにちは。手づくりクリエイターのユキンコです。
「手芸道具あれこれ」第5回では《 ハサミ》を取り上げました。
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【手芸道具あれこれ No.5 ハサミ】初心者におすすめの裁ちばさみは? 家庭科におすすめのハサミは?
先のブログで、使い込んだ鋼の裁ちばさみを研ぎに出したいと書いたのですが、実際に研いでもらったのでご報告します。
ネットで「ハサミ研ぎ」「刃物研ぎ」などと検索すると、研いでくれるところが何社もヒットします。
今回私はお正月の地震で被災した能登地方の支援にもなればと思い、奥能登にある「ふくべ鍛冶」のサービスを利用してみました。
申し込むと専用のパッケージが送られてくるので、それに刃物を入れてポストに投函。後日きれいになって戻って来るという、とても簡単便利なサービスでした。
実は、きれいになったハサミと包丁が我が家に届いた翌日に、能登地方で豪雨災害が発生。ニュース(2024年9月21~23日)をテレビで見てびっくりしました。同封の「ふくべ鍛冶」のリーフレットに記載されていた住所を地図で調べ、大丈夫だったんだろうかと心配でした。
地震で大変なところに、同じ年に今度は水害…ニュースを見ていると、とてもせつなくなりました。募金など支援の形は色々あると思いますが、現地の産業が賑わうように、今後も自分のできる範囲で応援していきたいと思います。
さて、今回研いでもらったこの裁ちばさみ。
もともと友人のお母様が使ってて、友人が手芸をしないから、と私に送ってくれたものでした。受け取った時からサビなどの劣化は所々ありましたが切れ味は良かったので、気にせず何年かそのまま使っていました。
今回研いでもらって切れ味が格段にあがったことに加え、ハサミ全体が明るくなりました。
ただ、黒く残っているところは私の手元に来た時からこのような状態で、研ぎでもきれいにならなかったようです。このキズ部分は一体いつからこうなのか…今は亡き友人のお母様には聞くことができません。
誰かの大切なものを引き継ぐというのは初めてのことでした。特に裁ちばさみは私にとって特別な仕事道具。自分が使うために自分で買った裁ちばさみと、この引き継いだ裁ちばさみは少し重みが違います。
それは、使うたびに「◯◯さんのお母様のハサミ」という思いが湧くからです。
私の手元に来てからもう数年経ち、ガンガンに使い込んでいるのですが、どこか「一時的使用者」という感じがあります。それは、ハサミが自分に馴染んでいないということではなく、私が手芸をする間は使うけれども、いつか手放す時がきたら、使ってもらえる誰かにバトンを渡せたら良いなという、そんな感じです。
その時まではちゃんと職人さんにお手入れをしてもらい、長く大事に使っていこうと思っています。
ちゃんと作られた道具にはちゃんと専門の職人さんがいて、お手入れをすれば長く使い続けることができます。
全国の刃物の研ぎ職人さんの末永いご活躍を祈りながら、これからも自分の手元にある道具を大事に使っていきたいと思いました。
2024年9月30日 ユキンコ
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