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2024年1月15日

お直し&リメイク No.1 ほつれ補修針の使い方と衣類裏側の補修方法!

  • お直し&リメイク

 

皆さま、こんにちは。手づくりクリエイターのユキンコです。今回から「お直し&リメイク」のカテゴリーをスタートすることになりました。

ちょっと洋服をお直ししたり、大切にしてきたものをリメイクして楽しむなどの情報を発信していきます。できるだけ分かりやすく、細かいところまで解説することを心がけていきたいと思います!

 

お直し&リメイク No.1  ほつれ補修針の使い方と衣類裏側の補修方法!

 

《もくじ》

①ほつれ補修針について

②セーターのほつれ直し

③裏側に回った糸の処理方法

④レッグウォーマーを補修!

▲クリックすると①~④のところに飛べます。


①ほつれ補修針について

お気に入りのセーターをひっかけてしまい、ほつれてしまったので、補修をします。

 

TUKUMO ほつれ補修針 を使います。

 

使い方は、パッケージの裏面に記載してあります。針は、太針と細針の2本セットです。太めの糸が飛び出ているなら、太い針。細めの糸が飛び出ているなら細い針を使います。

 

ほつれ補修針は補修だけに特化した針です。一般的な針は頭の部分に糸を通す穴が開いていますが、補修針に穴はありません。代わりに、ザラザラとした質感に仕上げてあります。これは、このザラザラの部分に洋服の繊維をひっかけるためです。

針の先端は、一般的な針と同じように尖っています。

 

洋服の補修に必要なもの、あると良いものがこちら。左から、糸通し、縫い針(刺しゅう針など、針穴が広めのもの)、糸切りハサミ、そして補修針。

 

②セーターのほつれ直し


 

それでは補修スタート!今回補修するのは、右袖近くの部分です。
(見やすくするため、背景に青いフェルトを置いています)

引っかけてしまった部分の糸が飛び出ています。こういった場合、編み糸が切れておらず糸がループ状に飛び出ている場合と、糸が切れてしまっている場合があると思います。

今回は引っかけた糸が切れてしまっているので、短い糸が2本出ている状態です。まずはセーターの表側に飛び出ているこの糸を、裏側に通す作業をします。

 

やり方は簡単!飛び出ている糸の根本に補修針を上から刺すだけです。

 

針が手に刺さらないように、セーターの裏側からそっと取ります。補修針は6.1cmとしっかりした長さなので手に持ちやすく、見つけやすいです。

 

表側に出ていた糸が、補修針のザラザラとした部分にひっかかって裏側に出てきた状態です。

1回で糸が表側から裏側に渡らない場合は、補修針を数回刺してみましょう。

 

これだけで表側のほつれ糸が裏面に回り、補修ができました。

③裏側に回った糸の処理方法


※裏側の糸も補修したい方は下記の一例を参考にしてください。
 表側だけの補修でよい場合は、裏側の補修は必要ありません。

裏側に回った糸はこのようになっています。編み糸が切れているので、短い糸端が2つ、飛び出ている状態です。

 

裏側に回った糸の補修は縫い針を使います。針穴のほうから編み地の糸を数本拾い、飛び出ている糸のそばまで通します。
※飛び出ている糸が青いところ、拾った糸がピンクのところです。

 

次に、糸通しを使って、飛び出た糸を針に通します。糸通しと糸端が見えづらいので、色をつけてみました。このように、糸通しに糸端を1本入れて針穴に通します。(飛び出ている糸を数本まとめて通してもOKです)

 

針穴に糸が通った状態です。このまま、そっと針を左側に引きます。

 

糸端が編み地の中に通りました。もう1本の糸端も同様に処理しましょう。

 

2本の糸端は同じところに通しても構いませんが、今回は1本ずつ別のところに通しました。洋服の着脱によって、編み地が伸びたり縮んだりしても、糸が引っ張られて穴が開かないかどうか、最後に確認してください。

 

表側から見るとこんな感じです。まち針の根本が補修したところです。

 

遠目に確認すると、もうどこを補修したか全く分からなくなっています。編み地を引っ張っても穴が開く様子もありません。

 

ほつれ補修針使用後はケースに保管!

補修針は収納ケースに入れ、よく使う糸巻きなどに刺しています。私の場合、普段使っている針山が無法地帯になっており、そこに刺すとどれが補修針か分からなくなりそうなので(笑)、ケースが付いていてとても重宝しています。

 

④レッグウォーマーを補修!


もうひとつ、別の補修をしてみましょう。こちら、この冬愛用しているレッグウォーマーです。

 

編み地にひっかかり、小さなループができています。

 

先程と同じように、飛び出ている糸の根本に補修針を刺します。

 

針に糸がひっかかり、一緒に入り始めました。

 

面白いように糸が一緒に入っていき、完全に編み地のかなたへ…

 

きれいに隠れました!

 

最初のセーターの場合は裏で糸端を処理しましたが、こちらは編み地そのものがとても細かく、糸どうしがよく絡み合っているので糸端は処理しませんでした。押し込んだ糸端はそのまま入れておくだけで、出てくることはないでしょう。

そのまま刺すだけの場合や、糸端を編み地の中に通して隠す場合など、洋服や糸の種類によって使い分けてみてくださいね!

このように便利な「ほつれ補修針」は、実は縫い針やまち針よりも多くの方に購入されている隠れた売れ筋商品なんです!大切な洋服を自分の手でちょっと直して、長く大事に活用していきたいですね。

 

 

2024年1月15日 ユキンコ


 

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