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2024年3月18日

お直し&リメイク No.5 ゴムパンツのウエストを広げる ~ ユニクロのジョガーパンツ編 ~

  • お直し&リメイク

 

皆さま、こんにちは。手づくりクリエイターのユキンコです。「お直し&リメイク」の5回目は、《 ゴムパンツのウエストを広げる方法 》です。

市販のパンツでお気に入りを見つけても、自分のウエストはどうしても合わない、素材はとっても気に入っているのになあ~と諦めてしまう方もおられるかもしれません。

今回はユニクロのウルトラストレッチ エアリズム ジョガーパンツのウエストを、ゴム仕様に変更するリメイク方法をご紹介します。

 

お直し&リメイク No.5  パンツのウエストを広げる方法! ~ ユニクロのジョガーパンツ編 ~

 

《もくじ》

①ウエストベルトをはずす

②ウエストに生地を縫い付ける

③ゴムを通す

▲クリックすると①~③のところに飛べます。


①ウエストベルトをはずす

 

ユニクロのウルトラストレッチ エアリズム ジョガーパンツは、ポリエステル素材でさらっとした肌触り。軽くて着心地が良く人気ですが、市販サイズだとウエストがきついので、ゴム仕様に変え、今より幅広くしてほしいとのリクエストがあり、今回はそれに応えます。

 

まずはパンツ本体からウエストベルト部分を外していくのですが…

 

外す前にやっておくことがあります。ベルトを外してしまうと、ポケットの生地が一緒に外れてしまうので、まず ポケット生地と本体の生地をしつけ糸などでぐし縫いします。(縫い目の1cm下)

★ジョガーパンツは前身頃両サイドに1個ずつ、後ろ見頃に1個、合計3ポケット。それぞれ同様に縫い止めます。

 

次に、糸切り(リッパー)でベルトの縫い目を外します。ユニクロのパンツはロック(端処理)をしながら同時に縫製されているので、たくさんの糸が複雑に縫い付けられています。糸を外すのは少々手間がかかりますが、音楽でも聞きながらゆったりとした気持ちで糸を切っていきましょう~。(結構時間かかります)

 

外し終えました。

※ベルトよりもパンツのウエスト周りはずっと広いです。この生地の円周サイズまではウエストを広げることが可能 です。

 

パンツの上端とポケット生地をミシンで縫い、しつけ糸を外します。(※端から0.5cmくらいのところを縫います。)他の2ポケットも同様にします。

②ウエストに生地を縫いつける


 

次に、ゴムベルトを用意。今回はリクエストにより、2.5cm幅のゴムで仕上げます。

 

2.5cm幅の平ゴムに対して、用意する生地は8cm幅を用意しました。計算例を参考にしてください。

※生地の素材はパンツに合わせてポリエステルやレーヨンなど、お好みでどうぞ。てろっとした服飾素材がおすすめです。

 


【 ウエスト生地(幅)の計算例 】

用意するゴムの幅=Acm

用意する生地幅=A×2+3cm(縫い代2cm+ゆとり1cm)

※生地の長さはパンツの円周に合わせてご用意ください。


 

パンツを裏返します。用意した生地の端をそろえて中表に合わせ、パンツの前側になる位置から まち針で止めていきます。スタート位置は1cm折ってあります。

※生地端の位置はセンターにこだわらなくても大丈夫です。

 

一周とめていき、スタート位置に1cm重ねて余分な生地をカットします。

 

生地端を合わせて縦に縫います。
※縫い代は割っておきます。

 

パンツと生地を一周縫います。(縫い代1cm)

 

パンツを表に返します。生地端を1cm折り、表側の縫い目を隠すように二つ折りしてまち針で止めていきます。

 

一周まち針で止めたら、表側から 生地の下端を縫います。

 

縫い終わりました!

★ポイント★
最後に表側から一周ぐるりと縫うと、表側はきれいに仕上がりますが裏側の縫い目は生地の上から外れてしまうことがあります。裏側もきっちりと生地の上に縫い目が走ってほしい場合は、しつけ糸を一周かけてから縫いましょう。パンツの内側の縫い目が少し外れても気にならないという方はまち針を外しながら表側から縫いましょう。

③ゴムを通す


 

 

ゴム通し口は、生地を縦に縫製した位置 です。②で一度縫っているところの糸をほどきます。

★あらかじめ生地を縦に縫う時に、ゴム通し口の幅を計算して開けて縫っておく方法もあります。
初心者の方、慣れていない方は縫製で誤差が発生することがあるので、後で糸をほどくほうがゴムの幅に合わせて開けやすいと思います。

 

この時、ほどきすぎると表側までほつれてしまうので、ゴム通し口の端を2~3針、縫い止めておきます。

※わかりやすく説明するために赤い糸で縫ってあります。実際は布と同系色の糸をご使用ください。
※内側から見ると表側から一周縫ったときの糸が見事に生地から外れているのが分かります(笑)。ここを外したくない場合はしつけをかけてから縫いましょう。

 

ゴム通し口からゴムを一周通します。

 

ゴムの端は重ねて2本縦に縫います。

 

こんな感じに仕上がりました!

※実際はボディよりゆったりとしたサイズのパンツなので裏で調整しています。写真はイメージです(*^^*)

市販のユニクロのままでも十分素敵ですが、お好みの柄生地を合わせるのも良いですね★

 

色違いでもう1本仕上げました。こちらは紺色のジョガーパンツ。

 

ウエストサイズが市販品と合わない という方以外にも、サイズは合うけどもベルトの締付けが苦手 という方もおられます。ちょっとしたひと手間で自分仕様にカスタマイズできたら、洋服選びの幅も広がっていきますね。

今回はウエストベルトを完全に外して別の布を付け替えて仕上げましたが、もともと付いているベルトの縫い代を広げて再びベルトをつけ直す方法もありますので、また別の機会でご紹介します。

 

洋服のお直しは専門の方に頼んで仕上げてもらうこともできますが、ミシンと針・糸があれば、想像されているよりもずっと簡単にできるし、自分でできるようになればとっても経済的。何より作っている時間が楽しいですよ!よかったら挑戦してみてくださいね。

 

2024年3月18日 ユキンコ

 

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