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2024年4月22日

ちいさな暮らしのおすそわけ No.18 町の景観をつくっているのは

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ちいさな暮らしのおすそわけ


No.18 町の景観をつくっているのは …

 

私の祖父母は、いわゆる “ 限界集落 ” に暮らしていました。祖父の話によると「昔ここには20軒ほどの家があった」ということでしたが、私が小学生の頃にはすでに多くの方が都会に出てしまっていて、残ったのは祖父母の家を含めて5軒のみ。そこから30年くらいかけて一軒、また一軒と減っていき、10年ほど前に祖父母の家が最後の一軒になりました。

 

数年前にまず祖父が亡くなり、祖母が山奥の家に残ることになったのですが、私が訪ねていく度に目についたのが、それまでは全く気にならなかった家まで続く山道の劣化でした。道路脇には雑草が生い茂り、山肌から転げ落ちた小石が道路にたくさん転がっていました。

 

 

 

そうして祖父がいなくなったあとで初めて、町から集落までの数キロの山道を祖父がいつも草刈りをしたり、邪魔な小石をよけたりと細やかに手入れをしていたことに気づきました。私が「きれいな並木道だな~」と気持ちよく通り過ぎていた自然豊かな景観は、祖父の気遣いがいつも散りばめられていたものだったのでした。

 

やがて劣化は道だけでなく、ゆっくりと畑や家の周囲、そして家の中にも進んでいきました。「人が住まなくなった家は劣化が進む」とよく言われていますが、続いて祖母が亡くなったあとはさらにものすごい速さで家の老朽化が進みました。家が家として存在できているのは住んでいる人がいるから、道がきれいなのは、その町に住む誰かがきれいに保っているから…なんですね

 

 

 

 

そんなわけで近頃は、近隣の散歩や友人の家を訪ねて知らない街を歩く時などに、美しく手入れされた庭先やゴミひとつないきれいな道を目にすると、そこに必ず景観に心を配っておられる人がいる、ということを祖父に重ねて想像するようになりました。

 

朽ちていく集落の終わりを見届けるのはさみしいものがありましたが、ありがたい思い出とともに、貴重な経験だったと感謝しています。

 

2024年4月22日 ユキンコ

 


 

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