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2024年11月4日

【 TUKUMO フランス刺繍針 】TUKUMOの刺繍針でフリーステッチに挑戦!子どもの絵を刺してみました。

  • 広島針

 

皆さま、こんにちは。手づくりクリエイターのユキンコです。前回、TUKUMOのフランス刺繍針セット(太番手・細番手)をご紹介しました。

今回はその刺繍針を使って、簡単な刺繍の仕方を解説します。

 

 

【 TUKUMO フランス刺繍針 】子どもの絵を刺繍してみよう。

《もくじ》

①材料を用意する

②図案を生地に写す

③刺繍する

④刺繍針の収納の仕方

▲クリックすると①~④のところに飛べます。

①材料を用意する


用意するもの
・透明の下敷き(クリアフォルダ、アクリル板などでもOK)
・刺繍糸
・マスキンテープ
・刺繍したい生地
・スマホ(または懐中電灯など)
・絵、図案など
・刺繍針
・厚みのある本2冊
・印付けペン

 

●印付けペンは、刺繍の制作時間が短い場合は「水で消える」「自然に消える」ペンを。制作時間が4日を超える場合は「水を付けないと絶対に消えない」ペンや「消しペンで消すタイプ」のペンを使います。

【手芸道具あれこれ No.10 印つけ その2 】印付けペンの種類をカンタン解説。
▲印付けに関する情報は、こちらを参考にしてください。

 

私は今回、娘が描いた絵を刺繍します。

原画は残しておき、図案を好きなサイズに拡大・縮小コピーしましょう。

皆さんもお好みで、お子さんやお孫さんが描いた絵や好きな刺繍本の図案など、刺繍したい図案をご用意ください。

 ②図案を生地に写す


それでは、図案を生地に写しましょう。

2冊の本を離して置き、その上に透明の下敷きを置き、図案を乗せます。

図案がずれないようにマスキングテープで留めます。

※透明の固い下敷きがない場合は、クリアフォルダを3~4枚用意し、1つのフォルダの中に残りを入れて固さを出したもので代用することもできます。

 

クリアフォルダは数枚重ねると「クリア」でなくなってくるので(笑)、透明感のある枚数までにしましょう。

 

 

生地を乗せ、下敷き(クリアフォルダ)の下にライトを付けたスマホを置きます。

 

できるだけ下絵に忠実に、印付けペンでなぞっていきます。

白い生地なら図案がくっきり映えて、きれいに写せますね。

 

参考までに、白地以外の場合を見てましょう。

光を近づけるとちゃんと図案が映し出されます。

 

柄模様の入った生地でも、淡い色柄のものなら図案を映し出すことができます。

チェックやボーダー生地にワンポイント刺繍が入ってもかわいい作品になりますね。

 

残念ながら暗い色の生地は光で透かすことはできません。

 

この場合は、チャコペーパーと鉄筆でトレースしてください。

※鉄筆の代わりに骨筆や、ボールペンなどでも代用できます。

 

生地の上に、裏向けたチャコペーパーをのせ、図案を乗せます。それぞれ動かないようにマスキングテープで固定します。

あとは鉄筆でなぞるだけ。

 

きれいに写せました!

③刺繍する


それでは刺繍を始めましょう。

基礎的なことですが、最もよく使われる市販の刺繍糸(25番刺繍糸)は、16cmくらいの長さで束ねてあります。これは約8mの糸を1本のつながった状態のまま、からまないように束ねてあり、これを「かせ」といいます。

このかせの状態のまま糸を必要な量だけ引き出して、カットして使います。糸端は内側から出ている糸端と、外側から出ている糸端があり、使うときは内側から出ている糸端を探して引き出します。

外側の端のほうが簡単に見つかりますが、外側から引き出すと糸がからまってしまいます。

 

それでは、いよいよ刺繍のスタートです。

娘の描いた絵の輪郭が黒色だったので、黒系の刺繍糸を使います。

※私はここであえて真っ黒ではなく、濃いグレーを選んでいます。(後ほど解説)

 

1つのかせから引き出した糸は、さらに細い6本の糸で構成されています。

 

絵の太さに合わせて、何本取りの糸で刺繍するかを考えます。

この「◯本取り」というのは、細い糸を何本束ねて刺すか、その本数のことを表しています。

絵の線が太くしっかりしているので6本取りで刺してもよいですが、私はここは4本取りにしてみます。

 

6本取りの刺繍糸をまず、40cmくらいでカットします。

次に、そのカットした40cmの刺繍糸から、細い糸を1本ずつ抜き取ります。

 

1本……2本……3本……

 

4本抜き出しました。これを束ねて使います。

 

ここではTUKUMOの刺繍針セットの「太番手」「細番手」どちらにも入っている4本取り用の刺繍針を使用します。

 

どの針を使うかはあくまでの目安です。自分が刺繍したい生地と針の相性についても併せて考えてみるとよいでしょう。

 

太番手セットの3種類の針を生地に刺してみました。刺した針をそのまま刺し通してみます。

 

生地に針を通した穴が大きく開いてしまうようなら、その針は生地に対してやや大きい、と言えます。

3つの穴を比べると、一番細い針がこの生地には最適ですね。

 

スレダーを使って針に糸を通します。

 

輪郭を刺繍していきます。

私はここではアウトラインステッチをしていますが、バックステッチでもよいでしょう。

刺繍のステッチは、手芸本を見たり、ユーチューブなどで検索すればたくさんの方が詳しく解説されているので、ここでは割愛します。基本的な刺し方を解説している初心者向けの刺繍本を1冊、生涯のバイブルとして持っておくと良いですね。
※ステッチの解説をこのブログでもしてほしい、というご要望があれば検討します(*^^*)

アウトラインステッチは、絵柄の輪郭を、ペンで描くようにしっかりとした線で表現できます。

 

顔の輪郭が刺せました。

 

続いて4本取り刺繍で、頭と顔と手足を刺しました。

 

髪の毛は3本取りにしました。

続いて洋服部分は、チェーンステッチで刺し埋めます。

 

はい、完成しました!いかがでしょうか。

刺繍の線が少しいびつでも、細かいことは気にしない!…の精神で、刺すこと、作ることを気軽に楽しみましょう。

 

今回、絵と全く同じ通りに黒と赤の刺繍糸を使わず、黒にとても近い濃いグレーと、赤にとても近い濃いピンクを使いました。これは生地の色が真っ白ではなくオフホワイトだったので、刺繍糸の色も少しやわらかく表現したかったからです。

 

④刺繍針の収納の仕方


最後に、刺繍針の収納の仕方についてご紹介します。

 

ケースに入った刺繍針は持ち運びには大変便利ですが、頻繁に使う場合はピンクッションや針ケースに刺しておきたくなりますね。

【手芸道具あれこれ 縫い針 その2】~広島針 ワンタッチ針 ~
▲こちらの情報の③で、針ケースの作り方をご紹介しています。

 

このブック型の針ケースは、針を刺す部分として3枚のフェルトがあります。

 

左側に3ページ、右側に3ページあるので、例えば左側に太番手の針3種類、右側に細番手の針3種類、といった具合に刺す場所を決めておけば必要な太さの針をすぐに取り出せます。

使ったら必ず元の場所に戻す、を徹底すれば、どれがどの針だったか分からなくなるということもありません。

 

よかったら、針の収納ケースも作ってみてくださいね。

 

2024年11月4日 ユキンコ

 


 

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