2020年6月26日
巧緻性(こうちせい)ってなに??実は大人も子供も巧緻性のトレーニングが必要でした。
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こんにちは!『TUKUMO』ブログ管理人の森川です。
「まち針ストリングアートの特徴の一つにある手先の巧緻性ってどういう意味?」
「手先の巧緻性って指の体操と同じでしょ?」
「今は動画を見れば手先の巧緻性の養い方をいっぱい見れるよ」
まち針ストリングアートを発表して、もう少しで2年となります。
このような声も聞こえてきましたので本日は巧緻性の意味について説明いたします。
巧緻性とは何か?
巧緻性とは一般的に『手先の器用さ』の事を意味します。
一部の小学校受験でも巧緻性を試させる試験項目があったりするそうです。
小学校受験を行われるお子様がいる家庭では馴染みのある言葉なのかもしれません。
そして子供だけではなく大人にも巧緻性を鍛える定期的なトレーニングが必要です!
むしろ私個人は大人のほうが大事だと思っております。
子供のころに巧緻性を培う意味とは?
子供のころに接客的に巧緻性を鍛えることをおススメします!
当然受験の為ではありません。
日本家政学会誌の報告によると、
巧緻性を測定する「糸むすびテスト」で成績が上位だったグループは、そうでないグループと比べて、さまざまな学習活動を楽しんでいたそうです。
「漢字練習」「計算練習」「リコーダー」「習字」「裁縫」「工作」の「好きな程度」を、糸むすびテストの成績別・男女別に集計したところ、男子の「リコーダー」および女子の「漢字練習」を除く全ての学習活動において、成績上位グループほど「好きな程度」も高い傾向にありました。
この結果はどういうことなのか?
つまりは、手指を使う学習は繰り返しを要する学習への好き・嫌いに影響し、種々の学習への取り組みと関連する働きを持つという事ですね!
簡単に言うと繰り返し地道に物事に取り組むことが出来るという事です!(^^)!
繰り返し巧緻性のトレーニングをすることにより集中力も身につきます。
この繰り返し物事に取り組むことが出来ることは学生の間は勉強や創造力に大きく影響をしてきます。
巧緻性の重要性をまずは大人、両親が理解し、考え方を変えないといけません。
「勉強しなさい」と子供に言うのではなく、まずは巧緻性のトレーニングを行い子供の勉強に対する取り組み方を見てみる事が非常に大事になってきます。
巧緻性のトレーニングは何がある?
一般的には「指回し体操」が巧緻性のトレーニングとして有名です。
要は指の運動です!
「中指を10回ぐるぐる回してください。終わったら薬指も行ってください」
といったようなプログラムに沿った体操です。
(数々の書籍が出ています)
しかし、これって継続するの?? と私は思います。
私は継続をするための必要物は根性でも気合でもなく、『楽しさ』だと思っております(*^-^*)
同じことをずっと行い続けることは楽しくないですよね(-_-;)
もちろん楽しく出来る方は継続することをおススメします。
また、楽しくないと苦手意識がつき、その後細かな作業が雑になったり、大雑把になったりします(-_-;)
TUKUMOのまち針ストリングアートは手指の体操を楽しく行うことも目的の一つに入っております。
楽しく行うことにより「継続」が可能になり、苦手意識も克服できます(*^-^*)
実は大人に必要!
私個人では「巧緻性」は大人のほうが大事だと思っております。
大人と言っても年代別で意味が変わります。
社会人の方は仕事に対する取り組み方や成果に大きな影響が出てくると考えています。
いつの時代も成果を上げている人は必ず「地道な努力」を行っております。
地道な努力って具体的に何しているのとなりますが、広義な意味で言うと納得のいくまでコツコツと目標に向かい継続をするという事です。
継続する内容は業種、職種により様々違うと思いますが、有名な話だと芸人であり絵本作家のキングコング西野さんは絵本を作るのに5年かけたという話があります。
通常の絵本の制作期間は長くても1年程度のようです。
その他にも元プロ野球選手のイチローさんは毎日欠かさず素振りをしていたというエピソードもあります。
こういった地道にコツコツ取り組むことが出来る基礎体力になります。
そして60代以上の大人の方には特に巧緻性は必要です。
年を取るにつれて「巧緻性」は衰えてきます。
60代以上の方が、昔はつまずいても転ばなかったのについ最近転んでしまったというケースをよく耳にします。
これは筋肉の衰えも当然あるのですが、イメージした通りに体を動かす脳の神経伝達が衰えているのです。
筋肉の衰えは適度な運動や筋力トレーニングを行い筋肉量を増やしていくことで解決できます。
では脳の神経伝達のトレーニングには何をすればよいのか、この脳の神経伝達に手指の運動が良いとされています。(※諸説あります。)
こちらも様々な本が出版されていますが、本だけだと信憑性が薄いので私の祖母の話をしたいと思います。
私の祖母は現在89歳(今年90歳)です。
弊社の仕事は細かい仕事が多く、針のパッケージングはすべて内職さんの手作業で行っております。
この内職を現在に至るまで行ってきたのが私の祖母です。
内職は細かく地道な作業なのですが、私の祖母はいまだに定期的に行っております。
その結果89歳とは思えぬほど元気です!!
ボケることもなく会話のキャッチボールも出来、畑仕事や病院まで歩いていったりできています。(身体的にはさすがに腰が痛くなってきたと言ってはおります。)
本人は「細かい手仕事をやり続けているからだ」と言っております(*^-^*)
年齢を重ねても健康でありたい方、健康寿命を延ばしたい方は適度な運動に加え手指の運動を行い「巧緻性」を高める事がおススメです!
まとめ
本日は子供、大人にかかわらずどのような年齢でも『巧緻性』が必要であることについて記載しました。
繰り返しになりますがTUKUMOのまち針ストリングアートには巧緻性を養うトレーニングを楽しく行うという要素も含んでおります。
大変嬉しいことにAmazonのレビューにこのようなコメントを残してくださる方がいました!!
とても嬉しいお言葉ありがとうございます。
制作中疲れがたまったりする場合には、疲れがたまらないようにストレッチをしたり、時間を空けて制作したりしてみてください(#^.^#)
そして何より楽しんでいただけると幸いです(^O^)/
インスタグラムにまち針ストリングアート作品集を多数アップしているので是非ご覧ください。
フォロー、コメントしていただけると嬉しいです(^^)!
また、各種材料、まち針ストリングアートキットはAmazonで販売しております。
下記にリンクがついていますのでこちらも是非ご覧になって下さい。
最後までご覧いただき有難うございます。
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